コラム 二世帯住宅リノベは断熱性能強化とお悩み解決で暮らしを一新
2024年09月07日更新
築年数の経過とともに、住宅はさまざまな課題を抱えます。
特に、50年以上経過した木造住宅は
経年劣化による雨漏りや断熱性の低下といった
深刻な問題が顕在化することが多くなります。
しかし、その一方で、古い家には独特の風合いや
思い出が詰まっており、単に建て替えるのではなく
リノベーションによって新たな価値を生み出すことが可能です。
今回紹介するのは、最近の星のリノベーションの現場で
雲仙市の築50年の木造住宅に住むW様が
家族とともに快適で安心できる住まいを求め
リノベーションを決意した事例です。
W様の住宅は幾度かの増築を経ていますが経年劣化による
雨漏りや寒さといった問題が蓄積していました。
住み慣れた自宅の魅力を残しつつ、現代の暮らしに合った
快適な空間へと生まれ変わることができました。
リノベーションのテーマは
「断熱性の向上」と「暮らしやすさの確保」。
単なる修繕にとどまらず、家全体の断熱性能を強化し
エネルギー効率を向上させることで
長く快適に暮らせる住まいを目指しました。
長い年月を経て、雨漏りや寒さ、使いづらい間取りなど
様々な問題が顕在化してきます。
しかし、こうした問題に単に対症療法的な修繕を施すだけでは
数年後にはまた同じような問題が発生してしまいます。
特に、断熱性の低い住宅は、快適な生活を妨げるだけでなく
エネルギー効率が悪く、環境にも大きな負担をかけています。
今回は、2世帯での住まいを快適で安心な空間に
生まれ変わらせるために、根本的なリノベーションを通じて
どのように断熱性能の向上と暮らしやすさを
実現できるのかをご紹介します。
経年劣化と断熱の重要性
古い住宅において最大の問題の一つは、断熱性能の低さです。
断熱が十分に施されていない住宅は、夏は熱がこもり
冬は外気の寒さがそのまま室内に侵入してしまいます。
これでは、どんなにエアコンやヒーターを使っても
快適な室温を維持することが難しいだけでなく
光熱費がかさみ、環境負荷も増大します。
W様のケースでは、築50年の木造住宅が雨漏りや
寒さの問題を抱えていました。
このような場合、単に屋根を修繕するだけではなく
家全体の断熱性を向上させることが必要です。
断熱性能を高めることは、住まいの寿命を延ばすだけでなく
住環境の質を飛躍的に向上させ
家族全員が快適に過ごせる空間を作り出します。
断熱強化で得られる恩恵
直射日光が一番あたる屋根の葺き替えを行いました。
新しい屋根材には、雨風に強く断熱効果を高める素材です。
これにより、屋根からの冷気や熱が室内に伝わることを
大幅に抑えることができました。
また、外壁にも耐久性が高く、外部からの冷気や熱を遮断し
家全体のエネルギー効率を高める外壁材を採用しています。
これにより、屋根と壁の断熱性能を上げ
すっぽりと家全体を包むように断熱化を図りました。
断熱性能が向上すると、冷暖房効率が飛躍的に改善します。
特に冬場、冷たい外気が室内に侵入しにくくなり
少ないエネルギーで部屋全体を暖めることができます。
これにより、光熱費の削減が可能になり
家計にも優しい住まいとなります。
また、断熱効果はエネルギー効率だけでなく
住まいの静粛性にも貢献します。
二重サッシの導入により、外部の騒音を遮断し
家の中が静かで落ち着いた空間に変わります。
W様も、「雨や風の音がほとんど聞こえなくなった」とのこと。
これは、単なる快適性の向上ではなく
ストレスの少ない生活環境を手に入れることに直結しています。
2世帯住宅へのリノベーション
W様のお宅では、娘さんと共に住む2世帯住宅リノベーションも
今回のプロジェクトの目的の一つです。
増築を繰り返してきた結果、空間の有効活用と
住みやすさの向上が必要でした。
キッチンとダイニングを明確に分けることで
家族それぞれのライフスタイルに合わせた
快適な空間が生まれました。
また、収納スペースを増やし、生活用品や趣味の道具を
すっきりと整理できるように工夫。
リビングには収納兼インテリアとして楽しめる工夫が施され
生活の利便性とデザイン性の両立が実現されました。
さらに、キッチンは既存のものを再利用することで
コストを抑えつつ工期も短縮。
これは、費用をかけすぎずに必要な部分だけを
リノベーションしたいという多くの方にとって
参考になるポイントです。
根本的対処としてのリノベーション
断熱性能の向上は、住宅の長寿命化だけでなく
居住者の健康にも大きな影響を与えます。
寒さや湿気が原因で、体調を崩しやすくなることがありますが
適切な断熱リノベーションを施すことで
室内の温度を安定させ、健康的な生活を送ることが可能です。
W様のリノベーションでは
浴室にも断熱効果の高いユニットバスが採用されました。
これにより、冬場でも暖かく快適な入浴ができるようになり
冷えからくる体調不良を防ぐ効果が期待できます。
また、スマートエスコートバーの設置により
安心して入浴できる安全性の高い空間が実現しました。
このように、断熱強化と根本的なリノベーションを行うことで
住まいの性能を飛躍的に向上させることができます。
経年劣化が進んだ住宅を、対症療法ではなく
暮らしの質を大きく向上させる
根本的な解決策としてのリノベーションを提案します。
経年劣化した住宅に対するリノベーションは
住まいの寿命を延ばすだけでなく
住む人の健康と快適さを大きく向上させる重要な施策です。
特に、断熱性能の強化は、毎年高温化が進む中で
現代の環境に合わせた暮らしを実現するために欠かせません。
2025年度から新築住宅では断熱化が義務化されており
ますます、断熱性能の高い住宅が常識となります。
既存の住宅のリノベーションを考える際には
単なる修繕ではなく断熱性を含めた根本的な対処を
検討することで、より快適で安心な住まいを
手に入れることができます。
このように、断熱強化と根本的なリノベーションは
住宅の快適性と長寿命化を実現するための重要な施策です。
W様のお宅では、断熱性能の向上によって
光熱費の削減や快適な住環境が確保されただけでなく
家族全員が安心して暮らせる
2世帯住宅へと生まれ変わりました。
また、断熱リフォームには補助金の活用も可能です。
断熱性能の高い窓に変えることで
最大200万円の補助金が支給され、補助率は50%にも達します。
現在の補助金の内容は2024年12月末までの申請となります。
次年度の補助事業はまだ発表されてませんが
市や県の補助金も出てくるかもしれません。
併用の可能性など不明な点もありますが
星のリノベーションでは、補助金に関する最新の情報を把握し
その時のベストのご提案を行います。
このような制度をうまく利用することで
経済的な負担を軽減しながら
理想の住まいを手に入れることができます。
補助金の疑問やご相談も受け付けております。
お気軽にお問い合わせください。
【ショールーム】
長崎県諫早市幸町49-46
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